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ホストが社会貢献ってあり?~CSR勉強会編~

みちかさん!CSR始めますよ!CSRって知ってますか?

逆に聞くわ、みちかが知ってると思う?

そうですね、みちかさん学ないですし…。

いきなりの悪口!でもなんなの?そのTDLだかLSPだかみたいのは?

企業における社会貢献です!要は企業ボランティアって事ですね!

途端にわかりやすいわ!ボランティアをうちの会社でもするってことね!

その通りです!そもそも発端は高見会長の一言から!

なるほど…そういう事なのね。で具体的にどうするのよ?

何をするにもまずは知る事から!
って事で今回はボランティア団体の代表の方をお招きして勉強会を行いました!

まずはCSR協力者メンバー紹介

CANDY/心之♂友也 代表取締役

もはや説明不要のいつもの神様。会長直々の推薦でCSR活動のリーダーを務めてもらう。今回服装が私服なので神様感は不在ですが同一人物です。

TOPDANDY-1st-・TOPDANDY 2nd/舞矢 心 producer

今回のメンバーの中で唯一プレーヤーでなく運営側の観点から意見を持つ人。CSRリーダーの友也さんから推薦でこちらのメンバーに参加。

TOP DANDY/橘アスナ Legend Executive player

2017年に次世代ホストのムードメーカーとして気が付けばLegend(伝説)となっている。本部からの満場一致の推薦により参加。

高見会長の推薦である友也さんを中心に発足したこのメンバー!
高見会長一人のジャンヌルク体制から各所の推薦でお供が増えて桃太郎体制へとシフトチェンジしていくのでした!

でも一体CSRって何をすればいいの??ボランティアにも種類があるけど…
CSRを調べた所、他社が行っていることはゴミ拾いから植樹まで多岐に渡っていました。
うーーん果たして会長の構想していくグルダンのCSRとは一体何!?

と言う事で可能性はあるのに未来を切り拓く事のできない人たちを助けたいという事になりました!
高見桃太郎!いざ!CSRへ!!

 まずはみんなから一言。

博識である僕でも養護施設がどんな所かは知らないのでしっかり学びたいです!

今日はしっかり学んでしっかり社会貢献できるように勉強したいと思っています。

老人介護の分野は得意なんだけどこちらの世界は未知!どんなんだろう…。

ボランティア団体の代表の方ご紹介


石川 昴さん
2歳から児童養護施設に入所。
TOPDANDY-1st-でホストの経験もあり、オリンピック出場を目指したり奨学金を利用して大学に進学するなどアクティブに活動している。
今回はCSRを行うホスト達に実際の養護施設内・外の実態を教えてもらいながら活動の手助けをしてもらう。

アシスタント/まりちゃん

元養護施設職員。今は卒園者の支援の仕事をしている。昴さんとはまた違う観点からボランティアの可能性を考える手助けをしてくれる方。

ボランティアをしていく手助けになれればと思い本日、来ました!よろしくお願いします。

知ってほしいという発信活動もしていますのでできるだけ多くの方に施設内外の実態を知ってもらえればと思います。

勉強会開始!

まずはどういう気持ちでボランティアしようとしていますか?

正直まだ知識もないしまず学んで真摯に向き合っていければっていうのが本音ですかね。

僕は既にいくつか施設に行ったのですが予想以上に養護施設でボランティアをするという事がナイーブという実態に気が付きました。何件も断られて…やりたければできるものかと思っていたので考えが甘かったなって。

そうでしょうね。
施設側は外部の人をあまり中に入れたがらないんです。それに養護施設退園後に水商売をする人が8割にも及ぶのが現像になっているので水商売関係は、より一層厳しいと思います。

未来のある子供を救う…?養護施設ってどんな所?

現在、養護施設にはどれくらいの人数が入所しているんですか?僕の周りには養護施設の子は全く居なかったので遠い存在なんですよ。

全国で社会が親になる社会的養護というのを受けている18歳以下の人数は約4万5千人居ます。みんな様々な理由で施設に入って来るんです。

そんなに居るんですね…僕の住んでいた大分県にもあったのかな?

僕も大分県出身ですけど近所にありましたよ。なので学生の頃同級生で何人か居ました!

小学校、中学校時代には明確に施設出身なのが分かるのですが、次第に施設出身な事に負い目を感じて経歴を隠す様になってくるんです。

僕は、施設の子たちともよく遊んでて、自分とは違う境遇で頑張る姿にたくましいなと感じる事が多かったです。

ボランティア団体代表者・昴さんの語る卒園者の実態は?

18歳になったらみんな施設を出るんですよ。大学生になったら一人暮らしするんだし当たり前だろうって思うかもしれませんが、親が居ないって事は頼る場所がないんです。だから挑戦したい事があっても怖くてできないことが多くて。そうやってやりたい事を諦めている人がたくさんいるんです。

施設の卒園者は年間でどれくらい居るんですか?

毎年2300人くらいが卒園していきます。そのうち大学の進学率は戦後と同じくらいの25%と低いんです。そして入学しても経済面の都合などで途中で辞めてしまう人が半数以上なんです。

元々、心に傷を負っているので人を信じる事のできない人が多く居るのもありますね。

昴さんがホストをやった理由はなんだったんですか?

僕の理由は全然違くてホストを否定だけしても仕方ない!実態を知りたい!って思った気持ちからですね。後は1stに行ってここなら大丈夫そうかなって思えたからなのもあります。

安心感があった…?ならよかった。

でもいろいろあり、すぐ辞めてしまいました…。そしたらお金だけでなく帰る場所までもなくなってしまったんです。その時は世の中を恨んでしまってました。

携帯を契約するのにも契約できなかったり、家を借りるにも借りれなかったり…そこを抜け出せなくなってしまう実態も多いですし。離職しても負の連鎖が起きる事になってしまうんです。だからこそそうなる前に助けてあげたいなと思うんです。

最近施設の卒園者が園長を殺害した事件がありましたよね?それも卒園者の厳しい現状に繋がってきますか?

あの加害者は施設を卒園してから行くあてもなく漫画喫茶を転々としていたみたいです。別に園長に恨みがあったわけでなく社会への怒りをぶつける宛がそこしかなかったんでしょうね。

社会の援助もなくなって不安な気持ちがそうさせたのかもしれませんね。

社会と施設から向けられるホストのイメージ…

僕らホストはどうやって施設のボランティアをやっていけばいいですか?

なかなかホストっていうものが受け入れられないんです。最初に話しましたが施設出身の人でホストになる人が多いという現状なのと、その人自身の決断でホストになったのではなく保証人が居ない故に寮があるホストを選ぶ人も多く居るからです。

女性も同様で卒園者の10人に1人くらいは夜の世界に触れてるって言う現状があるんです。

そういう卒園者の状況もあってホストと施設は水と油の関係になってるんですね。

だからボランティアをする事も大切ですが実態を知る事だけでも重要な事なんです。

施設者、施設卒園者の現状を踏まえ…

施設内でなく卒園してから辛い思いをしている人が多く居る事を全く知らなかったです。

うちらは一般社会人よりもホストという職業上、卒園者の人たちと近い立場な気がするんです。そうなるとお互い分かり合える点が多いかもしれないですね。

卒園者はもう守ってもらうものがないんですよ。だからそんな人たちを助けるのは実現性もあるし、すごい助かる事だと思います。

単純にお金で支援っていうのもいいかなとは思うのですがどうなんですか?

卒園者ではかなりお金に困ってる人が多いのも現状です。施設に居るうちは国からお金が出ているのであまり不自由する事もないのが事実なので。

ただお金を渡すという形は個人でやればいいと思うんです。でもこうやってみんなで会社一丸となってやるからこそグループ施設を援助するみたいな支援の仕方の方がいいかもしれないですね。

最後に感想。

知らない事が多すぎて価値観や考え方が違うのがよく分かりました。本当に慎重に関わっていかなくてはいかないと思い勉強になりました。こういう勉強会を通して僕らなりにもっと考えたいなと思いました。今日は

最初は受け身なスタンスで参加してしまった事で覚悟が甘かったなと思ったのと、お金で還元する事はできるけど、寄り沿うという事も大切なんだなと思いました。卒園者個人とコミュニケーションをとれるようになれたらいいなと思っています。

無知でお金があれば、優しさがあれば、なんでもできると思っていたけどそう安易にはいかないんだなと思いました。まだホストって職業に社会的地位がないのも痛感しましたし。コミュニティーが違うだけでもこんなに衝撃があるんだなって。より力を合わせて頑張っていかないとなといけないですね。

編集後記

予想以上にシビアな現状にびっくりだった一同。
それぞれが勉強会の後にも何をしていけるのかをみんなでしていた程みなさんの心には響いていみたいです。
まずは今回の記事を読んでより多くの人に施設と卒園者の現状を知ってもらえたら良いなと思いました。

そもそも今回この企画が実現できたのも昴さんが当社で働くアルバイトの友人だったという関係であり実現したもの。
外部からのアプローチではなかなかうまく行きにくい施設の企画が早い段階で実現したのには実はそんな背景があったからなのです。

今後もまだまだこのボランティア活動を行っていくと思いますので続報も楽しみにしていてくださいね。

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